というわけで今週の収穫物をざっくり。
Arbouse Recordings (2008-07-08)
フランスのフォークトロニカアーティスト。しかももう9作目だって。
ガットギターのアルペジオをベースにアコギやピアノやメロディオンとのきれいなアンサンブル。でもってそれにのっかる気だるい男性ボーカルがのるビートレスなちょいサイケ・ニカ・フォーク(?)。
ギターやピアノのDSP処理やエレクトロニクスなノイズやアンビエントが嫌み無くブレンドされてる。嫌みなさすぎてちょっともの足りない気もする。
プロセッシングされたギターとエレクトロニクスだけのドローン部分は Rafael Toral を重厚にした感じでけっこう好き。この路線で作品作ってくれたらツボかも。
Raster Notion (2007-08-13)
Rastermusic の中の人だったりするベルリンの巨匠の最新作。
今作はタイトルの通りリズムをテーマに据えた作品だそうで、ストイックにダブ処理の全く施されてないシンプルなクリックハウス。しかも全曲ノンストップでミックスされてる。
M-2がストイックにクリック音だけで構成されたトラックですげえかっこいい!
後半になるにつれベース音が入って音楽的になってて逆にチープに感じる。M-2の路線でもうちょっとせめてくれれば最高だったな。
Suicide Squeeze (2005-03-22)
実は今まで未体験だった HELLA 。
メンバー二人のソロ作品をカップリングという変則アルバム。をなぜか初体験相手に選択。
どっちも変態的な作品だけど、個人的にはザック(ds)の方の作品が好き。
必要以上に多くて無意味な手数のドラムに、Battles ばりにピッチシフトされたりするやたらテンションの高いボーカル。
間違った解釈をされた RUINS をテンションだけでやってみた。みたいな。
このあとメンバー増えたみたいだけど気になるなあ。
ちゃんとまとまってるのかな。
実は、古今のマスロックブームの中にいるバンドとかってあまり好きじゃない。
その昔 NxSxHxCx(New School Hard Core) やストレートエッジにどっぷりだった私としては、ポストロックをアゲアゲにするためにハードコアを取り入れちゃいました感が、昔のミクスチャーブームみたいな感じでチャラいなーと思って敬遠してたのよ。
ただ先週 LITE を観て、普通にアガるなあって思ってこの路線も掘っていこうかなって思っちゃったわけで。
で、なんとなくよさそうだったのでこいつをゲト。
サクラメントのバンドだそうでつ。
静かにアンサンブルを聴かせる(toe風?pele風?)とこあり、肉感的にテクニカルに爆発するとこあり。
正直、この手の静かで美しいアンサンブルとかもうおなかいっぱい。
爆発するとこは Dillinger Escape Plan みたいな雰囲気でなかなか。この路線のものをもうちょい漁っていこ。
っつーか Dillinger Escape Plan ってこういう音楽の先駆けだけよなー。10年早かったんだなー。すげーなー。
room40から出たテニスコーツ植野さんのソロ。
なんと、12弦ギターをムーグのリングモジュレーターでフィルタリングして演奏した作品。
音色的にはサスティンの全くないパーカッシブなシンセ(ときどきオルゴールみたく感じる)。
ただ、なぜかすごいあったかい音。ムーグの力なのか演者の力なのか植野さんの人柄なのか。
すごいアバンギャルドなのについつい聴き込んでしまえちゃう。
CRAMPS の一連の作品ってこんな感じだったよなー。
ポスト・エスパーズという肩書きらしいイギリスのグループ。
エスパーズよりも民族色が強い幽玄なフォークロアミュージック。
ギター、ウッドベース、バイオリン、トランペット、鉄琴、パーカッションなどなどアコースティックだけで構成されてたり、なにより曲調がとにかく幽玄でイギリスとかアイスランドの妖精映画を観てるよう。
いやあ、美しい。
Secret City (2008-03-25)
70′sポップスを消化してオルタナ経由で奏でるカナダの三人組。
曲がブルーアイドソウルやAORっぽくてほんとしっかりしてる。
アレンジもコーラスワークやアンサンブルが実にこってる。
歌い回しや残響処理がときおり Animal Collective っぽい感じがするけど、最終的な落としどころがこっちはポップスなので Animal Collective とは違う。
なんか今後化けそう。
Mazarin みたく突然 Puma のCMとかに使われちゃったりして。
京都発カフェミュージック。
カフェミュージックっつっても「カフェ」の二文字を掲げたただ単に聴きやすいシャレオツなコンピに入ってるような音楽じゃないよ。
カフェの本場(だと思ってるよ、おれは)パリのカフェにいるときに街から聴こえてきそうなヨーロピアンミュージック。
ミュゼット、ジプシー、ケルトといろんなルーツが垣間見える。
いい歳のとり方をしてるおじさん達なんだろーなって思ったら、自分より若いじゃん!
コケストラしかり最近の若い子ったらおもしろいわねー。
ewe records (2008-03-05)
リトルクリーチャーズの栗原さんのデュオ。
ギター/ボーカルとドラムのみでベースレス。
リトルクリーチャーズ直系だけど少しナイーブにした曲調。英語詩だし。声も若干青柳さんっぽい。
個人的にはリトルクリーチャーズ以外がこういう曲やってもサムいんだよなー。
ただ、ドラムはめちゃくちゃかっこいい。録音もすばらしい。
~“アコースティック・ライフ”カバーズ~
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おおはたさんのカバー集。
ニックドレイク、井上陽水から果てはニルバーナまで。
さすが。の一言に尽きる。
ギターも歌もおおはたさんそのもの。ワイゼンボーンにいたってはもはや歌。
塚本功さんや高田蓮さんも参加してるんだけど、塚本さんとの絡みがキャラのぶつかり合いでおもしろい。
告白すると、Gibson LG シリーズのビンテージを使うようになったのも、L.R. baggs のピックアップ使うようになったのもおおはたさんの影響だったりします。








